語呂合せとは

語呂合せとは数字や単語などをその読みの音から、別の単語や文章に変えることです。
語呂合せはいろいろなことに使われています。よく縁起を担ぐためにも語呂合わせが使われたりもします。例えば「5円」というのを「ご縁」とかけて、お賽銭に5円を使ったりすることなんかが良くあります。
正月のおせち料理も縁起担ぎの語呂合せです。黒まめは「マメ(健康)に暮らせるように」、鯛は「おめでたい」、橙(だいだい)は「代々」という意味の語呂合わせです。
しかし、一番身近な語呂合せは歴史の年代などの数字を覚えるために使われるものでしょう。特に受験テストでは多くの年号などを憶えなくてはいけません。そんな時にはこの語呂合せを使って憶えてしまおうというのは昔から使われてきた記憶法です。
「鳴くよ(794年)うぐいす平安京」や「いい国(1192年)作ろう鎌倉幕府」など時代を超えて使われてきた語呂合せの例でしょう。
今では、歴史に限らず科学や理科や英単語などの語呂合せを集めたサイトも沢山あります。また、語呂合わせを作成するフリーソフトまであります。その他にも語呂合わせ用の教材が多く売られています。
このようなサイトやソフトを利用して自分にあった憶えやすい語呂合わせを探してみましょう。

語呂合せのコツ

語呂あわせにもコツがあります。基本的なこととしては声に出して語呂合せ文を読んでみるということ。ただ見て頭の中だけで憶えようとしてもなかなか記憶できないものです。声を出すことで耳からも語呂合わせの音が入ってくるのでより確実に記憶することができます。
そして、紙に語呂合わせの文章を書いて憶えるとさらに効果があります。目と耳と手を最大限に利用して憶えましょう。
それから、憶えようとする事の内容をまず理解するということです。特に日本史や世界史の年号を憶える時も憶えたい年号にどのような事があったのかを分かってから、年号の語呂合せ文を憶えると効果的です。やはり語呂合せの丸暗記だけでは実際の試験では役に立たないなんていうこともあります。
また、語呂合せを含めて暗記を確実なものにするテクニックとして、人に自分が憶えたことを教えてみるということです。一番いいのは親や兄弟に説明してみることです。そうすることで、「あの時お母さんに説明したことだ」とか「あの時こんなことも質問されたっけ」などと現実に起きた事と関連付けて憶えることができます。これが成功すれば憶えたことを忘れるということがほぼ無くなるでしょう。
一日10分でも20分でも家族に協力してもらって、その日に憶えたこと、新しい語呂合わせなどを聞いてもらってはどうでしょうか。自分で作った語呂合わせ発表会なんていうのもいいかもしれません。

年号などはゴロ合わせで覚える

歴史の年代をはじめ、数字を暗記するというのは難しいものです。意味の無い数字を憶えようとすることほど辛いものはないです。単なる数字の羅列に言葉を当てはめて意味のある文章にすることで、格段に憶え易くなるものです。
一番いいのは自分で語呂合わせを作ってみること。自分が理解しやすい言葉で作った文章であれば、なかなか忘れにくいです。
ただ、自分で語呂あわせを作るというのもなかなか難しいものです。慣れてくればコツもつかめてきますが、やっぱりポイントがあります。
まず、テンポのいい語呂合せの文章であることでしょう。「5・7・5」のように、5文字と7文字の組み合わせで文章を作るとシンプルで分かりやすい文ができると思います。また、面白い憶えやすい語呂を探しましょう。なるべく面白い文章のほう記憶しやすく思い出しやすいです。
数字の場合はその読みから文章を作りますが、次を参考にしてみてください。作る時は数字の区切る箇所でもいろいろ作ることができます。
「1」 → いち、い、ひとつ、ひと  ひ
「2」 → に、ふたつ、ふた、ふ、じ、つ(英語読み)
「3」 → さん、さ、みっつ、みつ、み
「4」 → よん、よ、よっつ、し、ふぉ(英語読み)
「5」 → ご、こ、いつつ、いつ、い、
「6」 → ろく、ろ、むっつ、むつ、む
「7」 → しち、ななつ、なな、な
「8」 → はち、は、ぱ、ば、ぱあ、やっつ、やつ、や、やー
「9」 → きゅう、きゅ、く、ここのつ、ここの、こ
「0」 → れい、れ、ぜろ、ぜ、ない、わ(形から)、まる(形から)、おー(アルファベットから)
「10」 → ジュウ、ジュ、とお、と
「100」 → ヒャク、ヒャ、もも、も
「1000」 → セン、セ、ち

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